温羅火(おにび)迎えについて

32年前、古代吉備王国の温羅伝承をモチーフに「桃源鬼まつり“うらじゃ”」が誕生しました。その頃を振り返ると「鬼火行列」、「桃源鬼が島」、「桃源宝市」など桃太郎伝説を思わせるタイトルが使われていました。

今回、第30回を迎えるにあたり、温羅伝承のルーツのひとつである吉備津神社・御竃殿から火をお分けいただき、第30回うらじゃの守り火としてお迎えしようと新たに企画いたしました。うらじゃ開催の1週間前、8月16日(土)吉備津神社で安全祈願を行った後、御竃殿で採火させていただき、吉備津彦神社まで有志が徒歩で運ばせていただきました。そして吉備津彦神社内の温羅神社でお祓いをしていただき、その後、岡山市内の岡山神社まで運ばせていただきました。岡山神社で第30回うらじゃが開催される8月22日(金)まで預かっていただきます。

そして8月23日(土)の朝、下石井演舞場の“温羅開き”に合わせて会場に運ばせていただきます。

今回の温羅火(おにび)迎えは、火をいただくだけでなく、第30回うらじゃで“誉”などを受賞した踊り連は吉備津神社の秋のイベントで奉納演舞をする機会をいただきました。このように地域の人たちとともに歩む“うらじゃ”を育てていきたいと考えています。